後藤内科医院、リウマチ科、内科

全身性エリテマトーデスの診断

全身性エリテマトーデスの診断

全身性エリテマトーデス(SLE)の1997 年ACR分類改訂基準

1.顔面紅斑
2.円盤状皮疹
3.光線過敏症
4.口腔内潰瘍(無痛性)
5.関節炎(非びらん性)
6.漿膜炎(胸膜炎,心膜炎のいずれか)
7.腎病変(尿蛋白0.5 g/日以上,細胞性円柱のいずれか)
8.神経学的病変(けいれん発作,精神異常のいずれか)
9.血液学的異常(溶血性貧血,白血球減少4000/μl以下,リンパ球減少1500/μl以下,血小板減少10 万/μl以下のいずれか)
10.免疫学的異常(抗dsDNA抗体,抗Sm抗体,抗リン脂質抗体陽性のいずれか)
11.抗核抗体陽性

 

同時期あるいは時期を隔てても11 項目中4 項目を満たせばSLEと分類できる. Arthritis Rheum 40 : 1725, 1997.

 

 また、2012年にSLICC(Systemic Lupus International Collaborating Clinics)のSLE分類基準が発表され、この基準も使用されています。

 









 

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