強直性脊椎炎の評価法
強直性脊椎炎の評価法
BASDAI(Bath Ankylosing Spondylitis Disease Activity Index)
強直性脊椎炎の活動性指数
BASDAI50とは、BASDAIの合計点数がベースライン時の点数と比較してより50%以上改善したことを示す。
以下のA)~F)についてVAS(10cm スケール)により評価し、以下の計算式で算出した値(0~10)とする。
BASDAI=0.2(A+B+C+D+0.5(E+F))
A)疲労感の程度
B)頚部や背部~腰部または臀部の疼痛の程度
C)上記B 以外の関節の疼痛・腫脹の程度
D)触れたり押したりした時に感じる疼痛の程度
E)朝のこわばりの程度
F)朝のこわばりの継続時間(0~120 分)
BASFI (Bath Ankylosing Spondylitis Functional Index)
機能障害の評価、VAS で0~10 点で評価
過去1週間の日常生活動作について質問
1.靴下やタイツを補助具なしで履く
2.腰を曲げて補助具なしに床の物を拾う
3.高い棚に手が届く
4.肘掛けの無い椅子から立ち上がる
5.臥位から立ち上がる
6.10 分間ささえなしてで立っている
7.手すりを持たずに12~15 段の階段を上がる
8.体を回さず首だけ回して肩越しに後方を見る
9.体を使う治療体操、庭仕事、スポーツなどをする
10.一日がかりの仕事または家事をこなす
BASMI (Bath Ankylosing Spondylitis Metrology Index)
脊椎・股関節の可動性と肢位の評価
項目 |
0点 |
1点 |
2点 |
耳~壁距離 |
<15cm |
15~30cm |
>30cm |
腰椎前屈 |
>4cm |
2~4cm |
<2cm |
腰椎側屈 |
>10cm |
5~10cm |
<5cm |
頚椎回旋 |
>70° |
20~70° |
<20° |
果間距離 |
>100cm |
70~100cm |
<70cm |