静岡県浜松市中央区の内科医院です。関節リウマチ、膠原病、慢性痛、線維筋痛症、糖尿病、甲状腺疾患などを診ています。関節痛、筋肉痛、むくみ、皮膚の発疹等でお困りの方は御来院ください。
新型コロナウイルスQ&A

新型コロナウイルスQ&A


新型コロナウイルスQ&A

新型コロナウイルスQ&A

関節リウマチや乾癬性関節炎、膠原病などで免疫抑制薬や生物学的製剤を使い続けていても大丈夫ですか?

日本リウマチ学会のHPより引用
 現時点では、免疫抑制薬や生物学的製剤などの免疫抑制治療を受けている方が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかり易くなるというデータはありません。COVID-19にかかった場合に、重症化の可能性が高くなると報告されているのは、糖尿病、高血圧、心疾患、脳血管疾患です。一方、免疫抑制治療の減量・中止によってリウマチ性疾患が再燃する恐れがあります。また、COVID-19の悪化には肺における過剰な免疫反応が関与している可能性が考えられています。これらのことから、免疫抑制薬、生物学的製剤、抗リウマチ薬、ステロイドは、原則として同じ用量で続けていただき、感染症の症状がある場合は重症になる可能性もありますので、主治医の先生にご相談ください。また、COVID-19をはじめとした感染予防の一般的な留意として、アルコール手指衛生剤を用いた手指消毒、あるいは、石鹸による手洗いをこまめに行うようにしてください。

 最新情報は下記HPより参照してください。
https://www.ryumachi-jp.com/information/medical/covid-19_2/

 また、COVID-19の主な死因である肺炎による呼吸不全について、サイトカインストームとの関連の可能性に言及した論説があります。武漢市の報告では、サイトカインのひとつであるIL-6上昇が死亡率と関連しており、炎症過剰の病態が予後不良に寄与すると考えられました。 中国ではCOVID-19肺炎に対するIL-6阻害剤(関節リウマチの治療薬です)の治験が進行中です。

高血圧の薬を使い続けていても大丈夫ですか?

日本高血圧学会のHPより引用(COVID-19に関する国際高血圧学会の声明)
国際高血圧学会はコロナウイルス感染と高血圧症について一部で心配され、メディアにより過剰な反応が起きている懸念事項を承知しています。
懸念1:高血圧症が新型コロナウイルスに対して感染しやすくなるか?
懸念2:高血圧症の治療に一般的に使われているアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)やアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)が新型コロナウイルス感染者の予後を悪化させるか?

国際高血圧学会は2つ目の話題に対して先にヨーロッパ循環器学会の高血圧部会並びにヨーロッパ高血圧学会が発表した回答を支持します。すなわち現時点であるデータからは新型コロナウイルス感染症を予防と治療するという観点からACE阻害薬やARBの使用を変更すべきという確証はありません。

さらに、国際高血圧学会は、懸念1,2の問題に対して次の4つの重要な点を強調します。
1. 今のところ高血圧患者が正常血圧患者に比べて新型コロナウイルスに感染しやすいとは言えません。むしろ、高血圧が原因ではなく、新型コロナウイルスが60歳以上の高齢者で感染しやすいために、高齢者に多い高血圧患者が感染しやすいように見えるといえます。
2. 新型コロナウイルスについては、ACE阻害剤またはARBは感染に対する感受性を改善または悪化させることも、感染した患者の結果に影響を与えることを示す臨床データはありません。
3. 現状ではACE阻害剤またはARBについて否定的、あるいは肯定的な十分なデータが示されていません。それゆえ、国際高血圧学会は、高血圧症患者を治療する際にACE阻害剤またはARBを使うことに格段の配慮は必要なく、通常通り適応に応じて使用を継続することを強く推奨します。新型コロナウイルス感染に関する懸念に影響されて処方を変更すべきではないと考えます。
4. 将来的には新型コロナウイルス感染に対して降圧治療が影響を与えることが明らかになり、治療指針を変更する必要が生じるかもしれません。しかし、現在のところそのような研究結果は発表されておらず、現状の高血圧診療ガイドラインを変更する必要はないと考えます。

 最新情報は下記HPより参照してください。
http://www.jpnsh.jp/topics/669.html

「新型コロナウイルス感染症」 高齢者として気をつけたいポイント

日本老年医学会のHPより引用
新型コロナウイルス感染症は、高齢者や基礎疾患がある方は重症化しやすいことが明らかになっています。
自分自身を守るために手洗いを中心とする感染予防が必要です。
また、人が多く集まる場所を避けることなどが言われており、家に閉じこもりがちになりますが、高齢者にとっては合わせて「動かないこと(生活不活発)」による健康への影響が危惧されます。
「生活不活発」により、フレイル(虚弱)が進み、心身や脳の機能が低下していきます。
動かない時間を減らし、自宅でもできるちょっとした運動でフレイルを予防しましょう。
日本老年医学会では、先の見えない自粛生活でのフレイル予防について一般向けにポイントをまとめました。ご覧いただき、フレイルを予防し、抵抗力を下げないようにしましょう。

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 最新情報は下記HPより参照してください。
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/citizen/coronavirus.html

新型コロナウイルスに関するリンク

厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A

日本感染症学会 新型コロナウイルス感染症

日本呼吸器学会 新型コロナウイルス感染症

日本プライマリ・ケア連合学会 新型コロナウイルス感染症情報サイト

国立感染症研究所 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報について
新型コロナウイルスQ&A

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